焼却炉は、使用してもいいのですか?

焼却炉「少煙くん」は法規制に適合しているため、条例がある地域を除いて、廃棄物の処理及び清掃に関する法律を遵守していれば問題なく使用可能です。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律以外にも、ダイオキシン類対策特別措置法、消防法などが対象になります。詳しくは「小型焼却炉の法律について」をご覧ください。
また、一部地域では悪臭防止法などが該当する場合がございますので、ご注意ください。
平成14年以降法整備がされたため、産業廃棄物を減量する目的での焼却は可能です。

昔の焼却炉を使っていたら、市から使ってはいけないと言われたのですが・・・

新しい法律が施行されて、その法律に適合した焼却炉なら使用しても可能です。
平成14年12月から施行された焼却炉の構造規準に適合していない焼却炉は、全面使用禁止になっているため、買い替えをご検討ください。
修理をして使用を継続できる場合がございます。

灰の処理方法をどのようにしたらよいでしょうか?

基本的には「燃え殻」として中間処理業者に収集・運搬を依頼してください。
都道府県が管理を行っているため、詳しくはお近くの自治体にお問い合わせください。
焼却灰を適正に処分しない場合、罰則がございますのでお気を付けください。
下記は焼却炉「少煙くん」でそれのみ焼却処理した時の数値です。
①木材60Kgですと、灰の量900g、残灰率 1.5%
②ダンボール類30Kgですと、灰の量2500g、残灰率 8.3%
③ビニール類15Kgですと、灰の量150g、残灰率 1%

投入方法の違いは?

外気遮断投入装置(二重扉)・・・・燃焼中に外気と遮断された状態で、投入する方法
ワンバッチ方式・・・最初に一度投入したら燃え終わるまで再投入をしない方法

定期的な「ダイオキシン測定」が必要になるのでは?

必要ありません。
焼却炉「少煙くん」は届出不要(焼却能力50kg/h未満・火床面積0.5m2未満)のため、定期的な測定の必要はございません。
焼却灰の処分をする際の測定は必要な場合がございます。
詳しくは中間処理業者または弊社スタッフにお問い合わせください。

ダイオキシンの発生を少なくするには、どうしたらいいでしょうか?

弊社の少煙くんSC600/KC750シリーズはダイオキシン類の発生率が国の基準の1/13以下という結果がございます。詳しくは「計量証明書」をご覧ください。
塩化ビニールは燃焼させるとダイオキシンが大量に発生するため、法律で焼却禁止です。
適正に処分してください。

着火時に煙が出やすいのですが・・・

着火時は、炉内温度が低いので煙が発生しやすくなります。その時は再燃焼室に設置してあるバーナーで煙を再燃焼させると、煙の発生量が少なくなります。
また、着火時は木くず、紙くずを先に燃やし、炉内温度を上げてください。温度が400℃以上になると、再燃焼の機能が働くようになり、煙を再着火させ煙が出にくくなります。

設置場所はどこにすれば良いのですか?

周辺に可燃物の無い、スペースにゆとりのある(焼却炉の前3.0m左右後方2.0m+灯油タンクの設置場所)平らな場所に設置して下さい。
消防法が関係しているため、詳しくは最寄りの消防署か弊社までお問い合わせください。

耐用年数を教えてください

焼却炉は◆減価償却資産の耐用年数等に関する省令(平成25年3月30日改正省令抜粋)◆の「器具及び備品>11前掲のもの以外のもの>焼却炉」と分類されており、一般的には「耐用年数は5年」です。
7~15年と謳っている会社もありますが、減価償却期間が長いとお客様の不利益につながる可能性があるので、弊社では全ての焼却炉を「耐用年数5年」とさせていただきます。
メンテナンスをしっかりしていただければ、5年以上ご使用することは可能ですが不利益になってはいけないため、あくまで法律上の「耐用年数」とさせていただきます。
減価償却などの法律に関することは、税理士または税務署までお問い合わせください。
メンテナンスや消耗部品に関することは弊社スタッフまでお問い合わせください。

購入後のメンテナンス(補修)コストはいくらですか?

無償修理保証が1年間付いています。※条件をご確認ください。
それ以降の補修コストは購入価格の10~40%くらいです。
壊れてからでは多額の補修費が掛かるため、壊れる前にご連絡いただけたら簡単な補修方法もお伝え出来ますので、お気軽にご連絡ください。