アナログシステム有限会社の若林と申します。
今回のテーマは焼却炉のメンテナンスと修理についてです。
弊社では1年間無償補修保証がついています。(中古焼却炉は3か月)
修理がないお客様が多いですが、中にはこちらの保証を使われるお客様もいらっしゃいます。
耐久性の向上を永遠の課題として取り組んではいますが、その節はご迷惑をおかけしました。
特に修理箇所の多いベスト3を紹介するとともに、対応方法とメンテナンスの仕方をご紹介します。
第1位 灯油バーナー
修理というよりもバーナーから灯油が出なくなったというお問い合わせが非常に多いです。
こちらはバーナー本体と灯油タンク90Lの間のホースに空気が入り、灯油を吸わなくなるケースが約80%を占めています。
こちらの対処法としては、赤色のカバーを開け、右側のポンプに付いているノブを開けながら、リセットボタンを数回押していただくだけで近くの細い透明なホースから灯油が出てきたら、ノブを閉めて正常に燃焼するかご確認ください。
※こちらは現在バーナーメーカー協力のもと、今年中には対応予定となっています。
残りの20%はバーナー本体の焼き付けです。
バーナーはタイマー式制御装置で電源のON/OFFをしているため、電源が様々な原因でOFFになっている(途中で電源がOFFになるのも含む)ため煙突に向かう上昇気流が弱まり、バーナー側に熱が来て基盤が溶けてしまうのが主な原因です。
タイマーは12時間以上に設定していただき、燃焼後1時間以上は必ず制御装置の電源がOFFにならないようにしてください。
※取扱説明書に記載がありますので、ご購入時にはしっかりとご確認ください。
取扱説明書はこちらからご印刷ください。
https://analogsystem.co.jp/products/manual/
話が長くなってしまったので、第2位以降はまた明日掲載いたします。